私たちは、いつ、どこで、突然のけがや病気におそわれるか予測ができません。
このようなとき、病院に行くまでに、家庭や職場でできる手当のことを応急手当といいます。
けがや病気の中には、脳卒中のように意識がなくなって、呼吸ができなくなり、ついには心臓が止まってしまうものや、プールで溺れたり、喉にお餅を詰まらせたときのように、呼吸ができなくなって心臓が止まってしまうもの、心筋梗塞や不整脈のように心臓が突然止まってしまうもの、大けがをして大出血でショックになり心臓が止まってしまうものなど、特に重篤なものがありますが、このようなときには、救急車がくるまでに何らかの処置をしないと命は助かりません。このときに役立つ応急手当の方法を、特に救命手当といいます。
心臓が止まってしまうような重篤な状態のときには、救命手当はもちろん、救急車をすぐに呼ぶことや、救急救命士による除細動(電気ショック)、救命救急センター等による高度な医療が、スムーズな連係プレーで行われることが救命のためには必要です。このことを救命の連鎖といいます(下図参照)。この連鎖が一つでも欠けたら命を助けることはできません。
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